前書き

『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』で、カンヌ国際映画祭を震撼させ審査員賞を受賞。続く、ショーン・ペン主演の『きっと ここが帰る場所』も高い評価を受け、今、世界が最も注目する監督となったパオロ・ソレンティーノが、卓越した美学と深い感動で描き上げる巨大なる映像モニュメント。
本作はフェデリコ・フェリーニ監督の名作『甘い生活』に匹敵する映画的魅力と完成度で、『ライフ・イズ・ビューティフル』以来、イタリア映画としては15年ぶりとなるアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞。他にもヨーロッパ映画賞最優秀作品賞、ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞など、各国の主要映画賞を総なめにした。主演は本作でのヨーロッパ映画賞最優秀男優賞など数多く演技賞に輝く名優トニ・セルヴィッロ。また『イタリア的、恋愛マニュアル』のカルロ・ヴェルドーネ、『見わたすかぎり人生』のサブリナ・フェリッリ『ラストコンサート』のパメラ・ヴィロレージ、といったイタリアの人気俳優が数多く出演しており、フランスの女優ファニー・アルダン、イタリアの人気歌手アントネッロ・ヴェンディッティなど多くのセレブが本人として顔を見せる。